2025.12.06

玄関の土間スペースは、単に靴の脱ぎ剥ぎするスペースだけではなく、暮らしを豊かにするフレキシブルなスペースとして、最近では注目を集めています。
こちらの記事では、玄関土間リフォームのメリット、デメリットとその対策方法、玄関土間の具体的な施工事例など解説しています。
玄関土間のリフォームをご検討中の方は是非ご参考にされてください。
・玄関土間リフォームのメリットがわかる。
・玄関土間リフォームのデメリットとその対策方法がわかる。
・具体的な玄関土間のリフォーム事例がわかる。
目次

土間スペースは、内と外をつなぐ緩衝地帯として、様々な用途に利用できる柔軟性があります。例えば、収納スペースを拡張したり、外で使う道具の一時保管など、住む人の暮らし方に合わせて活用方法を変えることができます。
土間スペースは、多くはタイルやモルタルなどの耐久性、耐水性に優れた素材で仕上げられていることが多いです。泥汚れや水漏れがあっても、水拭きなどの清掃が簡単で、家の中まで汚れを持ち込む可能性を最小限に抑えることができます。
靴を履いたまま移動ができる土間スペースを、隣接する空間とつなげることで、特に家事がラクになる動線を作ることができます。例えば、買い物帰りで重い荷物を持った状態で靴を履いたままキッチンに行けるようにするなどです。

土間を新設したり広げたりする場合、特にマンションでは増築ができないため、居住スペースを削って土間スペースにする必要があります。

リフォームを計画する際に、事前に土間スペースと居住スペースとの優先順位を整理することが重要です。また、居住スペースにも特に必要がないスペース(廊下や不必要な収納など)があるため、そちらのスペースを活用することで、本当に必要な居住スペースは残しながら、土間スペースも確保することができます。
土間スペースは地面に直接接している構造のため、冬場には冷気が伝わりやすく、玄関周辺の温度が低下してしまいます。

土間を新設する際に、床下に断熱材を敷きこむことで冷気を効果的に遮断できます。また、高断熱仕様の玄関ドアに交換することで更に断熱性能を向上させることができます。ただし、マンションでは床下の断熱、玄関ドアの交換自体出来ないケースがあるため、その場合は土間と玄関ホールの間に扉を設けることで、居住スペースへの冷気の流入を防ぎます。
構造物が伴った土間リフォーム(間仕切壁の移動や、既存の部屋を壊して新設するなど)をする場合、費用と工期が大きくかかってしまう恐れがあります。

既存の土間スペースの中でリフォームできるように計画することで、費用と工期を抑えることができます。また、土間スペースの新設や拡張を検討する場合は、事前に目的を明確にし、必要なスペースのみを土間スペースにすることで、費用と工期を抑えることができます。

土間スペースを拡張して、シューズクロークを新設した最近流行りのパターン。収納力を増やすと同時に、隣接するスペースとつなげることで、動線のつながりも良くなります。

土間スペースの広さは変えずに、シューズクロークを追加したパターン。昔の住宅は比較的広めに土間スペースを確保していることが多いので、既存スペースをうまく活用した、費用と工期も抑えた事例です。

最後に、土間スペースを拡張してワンちゃんなどの足洗いスペースにしたパターン。土間のメリットである、「耐久性・耐水性」に優れている点を活用したスペースです。

本記事では、玄関土間リフォームのメリット、デメリットとその対策方法、施工事例について解説しました。
土間スペースは、お住まいになる方の暮らし方によって、いろいろな活用方法ができるユーティリティスペースです。
メリット、デメリットをきちんと理解することで、さらに効果的な活用ができるようになります。
YUYUリノベでは、玄関土間リフォームはもちろん、戸建てやマンションのフルリノベーションまで幅広くご対応しております。
リノベーションのご相談、いつでも承っておりますのでお気軽にご相談ください。
