【古民家玄関リフォーム】 リフォームで叶える現代のライフスタイル|【YUYUリノベ コラム】
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【古民家玄関リフォーム】 リフォームで叶える現代のライフスタイル

2025.11.20

古民家とは、築50年以上の木造軸組構法の伝統構法や在来工法の住宅のことです。

独特な風合いやデザインを活かせる、また経済的なメリットもあることから、最近注目を集めている古民家リフォームですが、当然魅力ばかりではありません。今回の記事では、古民家リフォームでも「玄関」に絞って、リフォームのメリット・デメリットや注意点、現代のライフスタイルに合わせた具体的なリフォーム案や実例などについて解説していきます。
古民家のリフォームをご検討中の方はぜひご参考にされてください。

この記事でわかること

古民家玄関リフォームのメリット・デメリットがわかる
・現代のデザインと融合した独自のリフォーム方法がわかる
・成功に導く計画と費用対策がわかる

古民家玄関リフォームのメリット・デメリット

冒頭でもお伝えしたように、古民家のメリットには独特な風合いやデザインを活かせる、また経済的なメリットなどがありますが、デメリットも当然あります。
特に、「耐震性・断熱性の低さ」は基準が設けられた現代の住宅と比べると、安全性、快適性どちらも欠けた住みづらい住宅と言わざる負えません。また、玄関については「防犯性の低さ」も挙げられます。比較的ガラス面が大きい傾向にある古民家の玄関扉では、簡単に割って侵入されるなど、リフォームをする場合は必ず対策が必要です。こちらも踏まえて、古民家玄関リフォームのメリット・デメリットについて解説していきます。

メリット

・断熱性を上げて快適な空間形成ができる
高断熱仕様の玄関扉や基礎を断熱することで、古民家最大の弱点であった冷気(底冷え)を遮断することができます。断熱性が上がることで電気代節約の効果も。

・防犯性を高くし安全に過ごすことができる
ディンプルキーや防犯合わせガラスが装備されていることが多い最新の玄関扉に交換することで、簡単に防犯性を高めることができます。

・広い空間をフレキシブルに活用できる
比較的広いことが多い古民家の玄関スペースでは、今人気があるシューズクロークや手洗いスペースなど、元々のスペースをそのまま活かしたリフォームが可能です。

デメリット

・費用増加のリスクが高い
築年数が一定経った古民家では、基礎や構造材などに目に見えない瑕疵(欠陥)がある可能性が高く、修繕や補強が別途必要になることがあります。

・専門的な技術や知識が必要
断熱材や耐震補強など現代的な改修をする場合、古民家特有の伝統構法に合わせた特殊な手法が必要になることも。

・デザインと機能性のバランス調整が難しい
古民家特有の柱や梁といったデザインを活かしたい一方で、断熱性を上げるために壁を厚くすると隠れてしまうなど、絶妙なバランス調整が必要です。

機能性・安全性を向上させるリフォーム

繰り返しになりますが、古民家の玄関リフォームでは機能性・安全性の向上が必要不可欠です。ここでは、断熱性・防犯性・耐震性を向上させるリフォームの具体的な方法についてご紹介します。

 断熱性能の向上

  • 玄関ドアや引戸を高断熱仕様の製品に交換し、冷気の侵入を大幅に抑えます 。既存の枠を活かすカバー工法は、工期と費用を抑える有効な手段です 。
    ※既存枠の状態によっては活かせないこともございます。詳しくはご相談されているリフォーム会社へお聞きください。
  • 玄関周りの窓には、内窓を設置し、二重窓構造にすることで断熱効果と結露抑制効果を高めます 。
  • 玄関の底冷え対策には、床下や基礎断熱を採用することで、地面から伝わる冷気をシャットダウンします。

防犯性の向上

  • 古い引き戸の弱点を克服するため、最新のディンプルキーや防犯合わせガラスを備えた建具に交換します。
  • ドアに穴をあけられてもサムターンに手が届かないようにするサムターンガードの設置や、補助錠・鎌錠を追加することが効果的です。

耐震性の向上

  • 玄関周りの開口部は構造的に弱くなりやすいため、伝統構法の専門家による詳細な伝統耐震診断を受け、梁などの構造材の追加や、湿気対策を兼ねた床下地工事と床工事を行うことが望ましいです。

広い空間を活用するリフォーム方法

古民家の玄関リフォームの醍醐味は、広い空間を現代のライフスタイルに合わせて多目的に活用することにあります 。

収納スペースの充実

スペースを活用しシューズクロークにすることで、玄関がスッキリし、より空間が広く感じられます。また、最近ではシューズクロークと併せて洋服掛け用のポールを設置するケースも多くなっており、コートなどの羽織ものを家の中に持ち込まないことで衛生面でもメリットがあります。

多目的空間への再構築

古民家の玄関は土間が広いケースが多々あります。土間は、汚れや水濡れに強いので、それを活かしてオーナー様の趣味空間(キャンプ用品や自転車のメンテナンスなど)や、お気に入りの家具をディスプレイしてセカンドリビングのような空間にすることもできます。

実用的な機能

帰宅時の手洗いや、ワンちゃんの足洗場など、広い土間空間を活かした便利なスペースに。

コストパフォーマンスを最大化する

古民家リフォームは、目に見えない構造的な瑕疵(欠陥)により費用が膨らむリスクが高いため、事前の徹底した調査透明性の高い計画が不可欠です 。

リフォーム相談時に確認すべき重要ポイント

古民家リフォームの費用を抑え、計画をスムーズに進めるために、以下の3つのポイントを押さえて計画を進めることをオススメします。

・目的と範囲の明確にする
リフォームの目的(性能向上、デザイン向上)と範囲を明確にし、専門家と相談しながら、優先順位をつけて計画を立てることが、コストパフォーマンスを高めます。
・隠れた瑕疵の調査を徹底する
基礎や構造材など、目に見えない部分の修繕が必要になるケースが多いため、事前の調査を徹底することで、後からのコスト増加を防ぐことができます。
・技術的な専門知識の活用
耐震補強や断熱材など構造部分に係るリフォームをする場合、伝統的な家屋の構造特性を熟知している必要があるため、相談されるリフォーム会社に事前に確認することが重要です。

古民家リフォームにおける費用増加は、単純な部材選定以外に、特に隠れた瑕疵などの構造部分での修繕や補強などが要因の多くを占めています。できるだけ瑕疵を事前に把握し、透明性の高い計画を立てることがコストパフォーマンスを高めることにつながります。

費用相場(工事内容別概算)

リフォーム内容主要な目的費用目安(材工込み概算)
玄関ドア(開き戸/引戸)交換防犯性・断熱性の向上15万~80万円 (部材費) + 工事費 
玄関への収納設置機能性・整理整頓5万~50万円
土間空間の刷新(仕上げ材変更)美観向上、湿気対策30万~100万円 
土間・床下の断熱工事底冷え対策、温熱環境改善工事範囲により変動(別途見積もり)
玄関周りの耐震補強安全性の確保診断結果と補強範囲による

※概算の金額となりますので、詳しくはご相談中のリフォーム会社様へお問い合わせください。

玄関ドアの交換は、既存の枠を活かしたカバー工法を採用すれば比較的費用を抑えられますが 、古民家の価値を最大限に引き出すためには、断熱性能や耐震補強といった構造的なリフォームへの投資が重要です。

まとめ

古民家の玄関リフォームは、歴史的な価値を現代に継承しつつ、現在の生活水準に適合させるための戦略的な投資です。伝統的な空間の魅力を最大限に引き出しながら、現代生活に必須の機能性、すなわち断熱性、防犯性、耐震性を再構築することで、住まい全体の価値を高めます。

このリフォームを成功させる鍵は、伝統構造に関する深い知見を持ち、構造的な安全性を確保しつつ、オーナーの要望に応じた優先順位付けができる専門性の高いパートナーを選ぶことです。適切な計画と技術をもって、歴史ある古民家を次世代へとつなぐ、快適で安全な住まいへと再生させましょう。

YUYUリノベでは、古民家の玄関リフォームはもちろん、戸建てやマンションのフルリノベーションまで幅広くご対応しております。
リノベーションのご相談、いつでも承っておりますのでお気軽にご相談ください。

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