リノベで使えるローンとは?種類や特徴と選び方を解説

リノベーション費用にローンを利用される方も多いですが、ローンに種類があることはご存知ですか?ローンの種類や特徴を正しく理解していないと、損をしてしまうことにつながります。

本記事では、リノベで使えるローンの種類や特徴、選び方について解説しておりますので、リフォームやリノベーションをご検討中の方はぜひ参考にしてください。

10秒でわかるこの記事の要約内容

  • ☑ リノベに使えるローンは主に住宅・リフォームローンの2種類。

  • ☑ 住宅ローンは低金利で高額リノベ向けだが審査に時間がかかる。

  • ☑ リフォームローンは審査が早く少額リノベ向けだが金利は高め。

  • ☑ リノベの予算やスケジュールに合わせて最適なローンを選ぶ。

  • ☑ リノベのローン利用時は自己資金と無理のない返済計画が重要。

 

 

 

 

リフォームローンと住宅ローンの違いを分かりやすく解説

リノベーションで使えるローンは大きく分けて2種類あります。まずは、ローンの種類や基本的な仕組みを理解することが重要です。ここでは、リノベで使えるローンについて解説します。

 

リノベーションで使える2種類のローン

リノベーションでは、主に「住宅ローン」と「リフォームローン」の2種類を利用することができます。物件購入と同時にリノベーションを行う場合は、両方を一つにまとめて低金利で借りられる住宅ローン(一体型)が主流です。

一方、自宅の小規模なリノベーションや、スピーディーに手続きを済ませたい場合はリフォームローンが選ばれることが多いです。

 

ローンの審査は2種類ある

ローンの申し込みから融資実行(借入)までの間には、「事前審査」と「本審査」の2種類の審査があります。事前審査では、借入自体や希望の金額の融資が可能か確認します。本審査では、正式な図面や見積書など細かく確認し、最終的に融資が可能か見極めます。

 

自宅のリノベ=リフォームローンという誤解

物件購入が伴わない自宅のリノベーションでは、リフォームローンしか使えないと誤解をしている方が多いのですが、条件を満たせば自宅のリノベーションでも住宅ローンを利用することができます。低金利で長期間の借り入れが可能な住宅ローンの利用で、月々の支払い負担が軽減します。

 

リノベーションのローンの進め方

物件購入とリノベをまとめる住宅ローン(一体型)は、物件の購入申し込みと同時にリノベの概算見積もりが審査で必要です。そのため、物件探しと概算見積もりやリノベプランの作成を同時に進める必要があり、スケジュールがタイトになるため注意が必要です。

物件購入が伴う場合のスケジュールについては、後ほど詳しく解説します。

 

 

住宅ローンの特徴

続いて、リノベーションで利用できるローンの特徴を順番に解説します。まずは、住宅ローンについて見ていきましょう。


住宅ローンのメリット

住宅ローンのメリットは以下の通りです。

〇低金利で借りられる

〇月々の返済額を抑えられる

〇高額な工事にも対応できる

それぞれ順番に解説します。

 

低金利で借りられる

  • 一般的に住宅ローンは、購入予定の物件や自宅を担保にする(有担保)ことで借り入れをします。金融機関にとってリスクが低いため、無担保のリフォームローンだと年1~4%台後半の金利に比べ年1%以下と低金利で借り入れをすることが可能です。※変動金利での金利の目安です。

月々の返済額を抑えられる

  • 住宅ローンは返済期間を長く設定できるため、毎月の返済負担を抑えやすくなります。リフォームローンでは最長10~15年程度に対して、住宅ローンでは最長35年の借入期間が可能なため、月々の支払額を無理のない金額に設定できます。

高額な工事にも対応できる

住宅ローンでは最大1億円程度の借り入れが可能です。間取り変更や大規模なリノベーションなど、1,000万円を超えるような工事費用も組み込むことができるため、予算に合わせた自由なプランニングが可能です。

 

住宅ローンのデメリット

  • 住宅ローンのデメリットは以下の通りです。

    〇手続きの手間と時間がかかる

    〇諸費用が高い

    〇スケジュールがタイトになりやすい

    それぞれ順番に解説します。

手続きの手間と時間がかかる

  • 団信(団体信用生命保険)への加入が必須な商品が多く、健康状態の審査や物件の担保評価など審査が煩雑です。そのため、多くの書類提出が必要で、融資までに数週間~1か月以上かかる場合が多いです。

諸費用が高い

購入物件や自宅を担保にするため、抵当権を設定する登記費用や、ローンを組むために保証料や融資手数料など銀行に支払う諸費用も増えます。借入額によりますが、保証料や手数料がほとんどかからないリフォームローンに比べ、数十万~100万円程度の諸費用が必要になります。

 

スケジュールがタイトになりやすい

ローンの本審査時にリノベーションの正式な見積書や図面が必要なため、短期間で工事プランを確定させなければなりません。特に物件購入が伴う場合、物件の申し込みから購入・決済までスケジュールがタイトな場合が多く、じっくり比較・検討する時間が取りづらい傾向があります。

 

フラット35について 

最後にフラット35について解説します。聞いたことがある方も多いかもしれませんが、フラット35は全期間固定金利の住宅ローン制度です。一定の要件を満たすリノベーションを行う場合、当初5年間のみ金利の引き下げも適用されます。

 

 フラット35のメリット

変動金利の商品の場合、市場動向によって返済額が変わるリスクがありますが、フラット35は全期間金利が固定されます。将来的に金利が上昇しても毎月の返済額が変わらないため、返済計画が立てやすいなどのメリットがあります。

 

フラット35のデメリット

フラット35は原則、物件の購入とリノベーションがセットになるため、リノベーション費用のみの借り入れはできません。また、住宅金融支援機構が定める「技術基準」を満たす必要があり、適合証明書の取得手続きで費用が別途かかります。

さらに、将来的に金利が低下した場合、変動金利に比べ返済額で損をする可能性にも注意が必要です。

 

 

リフォームローンの特徴

続きまして、リフォームローンの特徴について解説します。※リフォームローンは有担保型もありますが無担保型の商品が多いため、ここでは無担保型のリフォームローンについて解説します。


リフォームローンのメリット

リフォームローンのメリットは以下の通りです。

〇審査・融資のスピードが速い

〇契約時の諸費用がほとんどかからない

〇工事プランやスケジュールの自由度が高い

順番に解説します。

 

審査・融資のスピードが速い

リフォームローンはネット完結型も多く、最短即日~数日で審査結果が出て、すぐに工事費用を準備できます。審査に必要な書類も住宅ローンと比べて少なく、見積もり書も概算で進められることが多いです。

契約時の諸費用がほとんどかからない

無担保型のリフォームローンでは、担保設定時の登記費用や高額な手数料が原則不要で、初期費用を抑えることができます。

 

工事プランやスケジュールの自由度が高い

住宅ローン(一体型)とは違い、審査時に正式な見積書が不要な場合が多いため、タイトなスケジュールに追われることもほとんどありません。特に物件購入が伴う場合、スケジュールに余裕があるため、じっくり比較・検討をして納得のいく工事プランを選びやすくなります。

 

リフォームローンのデメリット

リフォームローンのデメリットは以下の通りです。

〇金利が高い

〇毎月の返済額が高くなりやすい

〇高額な工事に対応できない

順番に解説します。

 

金利が高い

無担保型のリフォームローンの場合は金融機関も融資するリスクが高いため、有担保型の住宅ローンに比べ金利が高くなります。

 

毎月の返済額が高くなりやすい

最長35年組める住宅ローンに対して、リフォームローンの返済期間は10~15年程度と短く設定されています。同じ金額を借りた場合でも返済回数が少なくなるため、毎月の返済額が大きくなりやすいです。

 

高額な工事に対応できない

金融機関によりますが、借入限度額が500万~1,000万円程度に制限されていることが多いため、間取りをすべて解体して作り直すスケルトンリノベーションや、大規模な増改築など1,000万円を超える工事の場合、リフォームローンだけでは費用を賄いきれない可能性があります。

 

 

各種ローンの選び方

ここまで、リノベーションで使えるローンの基本的な情報や特徴について解説しましたが、結局どのローンがいいか分からない方も多いのではないでしょうか。ここからは、各種ローンの選び方について解説します。

 

住宅ローンかリフォームローンかを決める

最初に住宅ローンかリフォームローンのどちらにするか選びましょう。それぞれ向いている方は以下の通りです。※細かい特徴や内容を知りたい方は、前章の「住宅ローンの特徴」と「リフォームローンの特徴」をご覧ください。

 

住宅ローンに向いている方

  •  
  • リフォームローンに向いている方

〇スピーディーに工事を始めたい方

〇自宅(持ち家)の1,000万円以下の部分リノベーションを計画している方

〇初期費用を抑えたい方


金利タイプを決める

次に金利タイプを決めましょう。金利タイプには主に「変動金利」と「固定金利」の2種類あります。それぞれ特徴が異なるため、ご自身に合った金利タイプを選択する必要があります。

  • 変動金利の特徴

各金融機関や商品によって多少の違いはありますが、固定金利に比べ金利が低いため、目先の返済額を抑えることができます。ただし、将来金利が上昇した場合は返済額が増えるリスクがあります。

〇向いている方
返済期間が短い方、繰り上げ返済の予定がある方、貯蓄に余裕がある方など

 

固定金利の特徴 

全期間固定型(フラット35など)と固定期間選択型があります。固定期間選択型の特徴は割愛しますが、総じて固定金利は支払額が一定のため返済計画が立てやすい一方、金利が低下した際に返済額が安くなることはありません。

〇向いている方
返済期間が長期で毎月の返済額を安定させたい方、将来の金利上昇リスクを取りたくない方など

 

金融機関のタイプを決める

最後に金融機関のタイプですが、大きく「ネット銀行」、「メガバンクや地方銀行」に分けられます。それぞれの特徴は以下の通りです。

 

  • ネット銀行の特徴

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ネット銀行は金利が圧倒的に低いことや、店舗へ行く必要がなくwebで完結する手軽さが特徴です。ただし、審査基準がメガバンクや地方銀行に比べ厳しく、対面での相談もできず、提出書類の確認や手続きを自分で行う必要があるためスケジュール管理が難しいです。

〇向いている方
返済額をとにかく安く済ませたい方、スケジュールに余裕がある方など

 

  • メガバンクや地方銀行の特徴

  • 金利の低さはネット銀行には及びませんが、ローンの実績が豊富で、融資のタイミングやスケジュールに柔軟に対応してもらいやすい特徴があります。支店も各都市にあることが多く、施工会社が代行して金融機関とやり取りしやすいことも魅力の一つです。

    〇向いている方
    書類の準備や手続きが面倒な方、スケジュールに余裕がない方など

  •  

 

ローンを組む際の5つの注意点

いざローンを決めても、ローン自体が組めない、審査が通らないという結果になってしまっては本末転倒です。ここでは、ローンを組む際の5つの注意点について解説します。

 

①物件の申し込みからローン本審査までのスケジュールの超過

冒頭の「リノベで使えるローンとは?」で触れたとおり、物件+リノベの一体型住宅ローンはスケジュール管理が不可欠です。一般的に、物件の購入申し込みから売買契約まで1~2週間程度、その後融資実行まで1~1.5か月程度のスケジュールで進みます。

融資実行まで逆算すると、売買契約後1週間程度までに本審査書類(見積もり書や図面など)を提出しなければなりません。物件が決まってから慌てて施工会社を探し始めても、正式な見積もりや図面が間に合わず、一体型ローンが組めなくなったり売買契約の解除になるリスクがあります。

 

スケジュール超過を避けるポイント

物件探しと同時に施工会社への相談も進めましょう。事前に相談することで、プラン作成までの時間短縮や、要望通りにできる物件なのかチェックすることができます。また、物件探しから工事までワンストップで対応できる会社はよりスムーズに対応できるためおススメです。

 

②自己資金の準備不足

ローンを組むからと言って、現金が不要というわけではありません。融資実行がなされるタイミングは工事が終わって物件の引き渡しが完了するときです。それまでに必要になる、売買契約や工事請負契約の手付金やそのほか諸費用は現金を準備しておく必要があります。

 

自己資金の準備の目安

契約の手付金や工事中の仮住まい費用や引越し費用、解体後に構造上の問題が見つかった際の追加工事予備費などを加味して、総予算の10~15%程度の現金を準備しておきましょう。どうしても準備が厳しい場合は、契約の手付金の交渉も検討しましょう。

 

③借りられる額と無理なく返せる額のギャップ

融資の可能上限額は、ご自身の年収や借り入れ状況などによって算出されます。返済額を考慮せずに可能上限額ギリギリで予算を組んでしまうと、返済額が大きすぎて生活レベルを下げるなどの対応策を取らなければいけなくなる場合もあります。

 

無理のない返済計画を立てるには

毎月の返済額を余裕をもって返せる金額で考えましょう。また、ローンのみならず固定資産税や将来の金利上昇リスク、マンションの場合は管理費や修繕積立金まで加味して、返済額を検討することが重要です。

 

④住宅ローン控除や補助金の適用外

住宅ローン控除(ローンの年末残高に対して所得税や住民税の税金が控除される仕組み)や補助金はそれぞれ利用できる条件が決まっています。リノベーションを行うだけで対象になると思い込んで進めた結果、数十万~数百万円損をしてしまう場合があります。

 

損がなく住宅ローン控除や補助金を利用するには

住宅ローン控除には、床面積(原則50㎡以上)や耐震基準など、補助金は種類に応じて要件を満たす工事が必要などの条件があります。条件をすべて覚えることは難しいため、相談をする施工会社に確認をするか、要望を伝えましょう。

 

⑤審査期間中のNG行動

最後に、事前審査から本審査・融資実行までのNG行動についてです。事前審査が通ったからと言って、本審査も通るとは限りません。無事にリノベーションして快適な住まいを実現するためにも、以下のNG行動は行わないようにしましょう。

 

具体的なNG行動

〇転職・退職してしまう
審査では年収以外にも勤め先や勤続年数も重要です。融資実行までは転職や退職は控えましょう。事前に決まっている場合は、事前審査の段階で金融機関に申告しましょう。

〇車や家具など購入するためにローンを組んでしまう
審査期間中にローンを組んでしまうと、返済負担率(年収に対して返済できる金額の割合)が変わってしまうため、融資額の減額や再審査になってしまう場合もあります。

〇クレジットカードのキャッシングやリボ払いを利用する
ローンを組んでしまうことと同じ理由で、返済負担率が変わってしまい、融資額の減額や再審査の可能性があります。さらに、金融機関側は「キャッシングやリボ払いに頼るほど資金繰りに苦労している」と判断する可能性が高く、審査自体否決される場合があります。

〇携帯電話料金の滞納
信用情報で金融機関が重視している項目の一つが、携帯電話料金の滞納状況です。特に携帯端末本体の分割払いが含まれている場合、短期の滞納でも信用情報に傷がつき、即審査落ちの原因になります。うっかり口座残高不足にならないよう厳重に注意しましょう。

 

 

よくある質問(FAQ)

Q.変動金利を選んだ場合、金利が上がったらすぐに毎月の返済額も高くなるのですか?

A.金利上昇後、すぐに返済額が高くなることは原則ありません。一般的に住宅ローンの多くは、5年ルールと125%ルールがあります。

5年ルール:金利が上昇しても、5年間は毎月の返済額は変わりません(利息の割合が増え、元金の減りが遅くなります)。逆に金利が下がった場合も5年間は返済額自体は変わりませんが、元金が早く減るメリットがあります。

125%ルール:金利が借入当初に比べて上昇した場合でも、6年目以降に返済額の見直しが入る際、最大125%に制限される仕組みです。

したがって、返済額の変動は借り入れから5年間は高くなることがなく、増えても125%までの制限がかかります。ただし、金利が上昇した場合は元金と利息の内訳が変わるため、未払い利息が発生するリスクがあるため注意が必要です。

 

Q.自宅のローンがまだ残っていますが、リノベーション費用もまとめて住宅ローンに組めますか?

A.まとめられます。現在の住宅ローンの残高とリノベーション費用を合計して、新たな住宅ローンに借り換えることで解決できます。現在のローンの金利が新たなローンよりも高い場合、毎月の返済額がほとんど変わらないことや、下がる場合もあるので施工会社に相談しましょう。

 

Q.持病や既往歴があり団信に入れるか不安です。住宅ローンは諦めるしかありませんか?

A.諦める必要はありません。団信に入れる可能性がある方法が2つあります。金利は上乗せになりますが、引受基準が緩和されたワイド団信を検討する方法と、フラット35であれば団信の加入が任意になります。この場合、生命保険を手厚くすることで、団信に入らずとも安心できます。

 

 

まとめ

本記事では、リノベで使えるローンの種類や特徴、選び方について解説しました。

住宅ローンかリフォームローンか、それぞれの特徴や選び方、融資を受ける際の注意点を網羅することで、無理や損がない返済計画を立てることができます。

悠悠ホームのリノベでは、「リノベで叶える、ひとつ上の暮らし。」を提供するため、お求めやすい、こだわりやすい、暮らしやすい、この三つの価値を大切にリノベーションをおこなっておりますので、お困りなことやご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。

 

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